そして約束は破られる

お分かりの方も多いと思いますが、当然この約束は破られます。 「先生… すいません… いけませんでした…」 実はこのときに子どもにかかわる対応が重要なんです。 それは 責めるのか? 許すのか? 親だと、当然「許せないんです」ね。 だって、本人と約束したんですから… 当然、約束を破ったことを責めてしまうんです。

あなたもやったことがありませんか? 「禁酒」「禁煙」「ダイエット」etc・・・ 人間は、本来「超」がつくほどのなまけものなのです。 いけないとは思いながらも、怠惰な生活を続けてしまうと、 なかなか正常な生活に戻れないんです。 しかも、相手は子どもです。 ほとんど経験がない! これを何度となく繰り返すと、今度は出来なかった自分を責めるんです。

「私は、なんてダメ人間なんだろう…」( ̄▽ ̄:)エッ
 

「私は何をやっても上手くいく事がない…」

ここで、対応出来る方法は2つ。

                  

1つは、環境を思いっきり変えてあげること。 つまり、転校ですね。しかし、自分の力で乗り越えたわけではないので、油断は禁物です。 学校に通わないことはいけないことだと頭では思いながらも 体は怠惰な生活を覚えていますから、何かのきっかけで また学校に通えなくなります。 しかし、転校までした生徒を取り巻く親や大人が、不登校をしていた生徒への対応が わかっていればそのまま学校生活をおくれることもあります。 でも、その子の親には期待できないので、ほとんどが、転校先の教師に期待ですね。

そして、2つめの対処法は… 「今の状況よりも、何かひとつだけ絶対に出来ることを決める」 という方法です。 出来なくしていくのは簡単なんですが、出来るようにして行くのは大変です。 今までは、当たり前にしていたことが出来ないんですから…( ̄▽ ̄:) エッ だから、 「お茶碗を片付ける」とか、「毎日顔を洗う」とか「歯磨きをする」など そういった単純なことを約束してもらうのです。

( ̄▽ ̄:) エッそんなことも出来ないのか? と、びっくりしますよね? やろうと思っても…結局出来ないんです。

まったくダメダメなんです。Σ( ̄Д ̄;)がーんっ! だから、絶対に継続出来る約束じゃないと、また自己嫌悪に 陥ります。

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