え?!高校中退した人は単位免除が受けられる。
「高卒認定試験に合格するためには、8科目(9科目)に合格しな ければならない」、わけですが、高校に1年以上在籍して中退した場合には8科目(9科目)のうちの 何科目かの受験が免除される可能性があります。通っていた高校のカリキュラムにもよります。
たとえば、2科目を免除された場合、残りの6科目(7科目)に合格すれば高卒 認定試験に最終合格(=高卒資格を取得)できます。 高校での単位の認定は、通常、1年単位であるため、たとえば、高校1年の2学期 に中退した場合等は、科目免除される可能性はほとんどないと思います。 ただし、絶対ではないので、あなたの通っていた高校に念のため確認することをお勧めし ます。
科目免除の申請をする場合は、高卒認定試験の受験願書といっしょに、「単 位修得証明書」を提出しなければいけません。 ○願書提出の前にやること。 中退した高校から「単位修得証明書」を発行してもらう訳ですが、 在籍していた高校の事務室に電話で、「高卒認定試験を受けるので、在学中の単位 修得証明書を発行してもらいたい」と伝えます。 その時は、「○○年度に入学して、○年○組に在学中に中退した○○( 姓)○○(名)です」と事務の方に伝える必要があります。 (事務室の方はあなたのことは全く知りませんからね) 必ず「証明書は2通必要ですので、1通づつ別々に厳封(げんぷう)してください」 と伝えます。
そのとき、「いつごろできるか、料金はいくらか、誰に確認したらいいのか」等を確認して、 直接、学校に受け取りにいき、必要な金額を支払う というのが、一般的なやり方です。
しかし、あなたが中退した高校が遠方の場合や、事情があって、中退した高校に行きた くない場合には、手紙で請求しなければなりません。 郵送の場合、電話での請求に比べて、日数がかかります。また、願書と共に 提出する証明書は、「厳封した原本のみ有効」で、コピーしたもの 等は受けつけてもらえません。 郵送で申請する場合には、高校のホームページで発行料金や申請の仕方など調べてから
下記のように手紙を書きましょう。 宛名は、「○○高校」とするよりも、「○○高校 単位修得証明書発行部署」御中 又は「○○高校 事務室 単位修得証明書発行部署」御中としたほうが確実に担当者の手に渡ります。
内容は
前略「○○年度に入学して、○年○○組に在学中に中退した○○(姓)○○(名)です。 このたび、高卒認定試験を受験しますので、単位修得証明書2通(必ず2通以上請求しましょう) の発行をお願い します。
尚、証明書は、2通必要で、1通づつ別々に厳封してください。 証明書発行の料金、郵送料等は、証明書送付時に御請求いただければ、折り 返し請求金額分の定額小為替を送付します」 お忙しいとは思いますがよろしくお願いいたします。
○年○月○日 ○○○○(姓)○○○○(名) 早々
等と書いた手紙を高校に郵送します。
上のような手紙を出せば、高校から数日後に、
「単位修得証明書2通を同封します。○月○日までに、○○円分の定額小為替 を送付してください。 尚、指定期日までに料金の送付がない場合、以後の証明 書発行はできませんので御注意ください」等の回答が来ます。 または、代金を先に請求される場合もありますが高校からの指示に従って料金を納入してください。 定額小為替(ていがくこがわせ)は、郵便局で売ってます。
また、「料金の支払いは現金で」と指示された場合は現金書 留等で、「指定の口座に振り込んでください」と指示された場合は指定口座に 振り込む等、それぞれの学校の指示に従ってください。
単位修得証明書2通が手許に届いたら、1通は提出用なので封をしたまま保管 しておき、残りの1通を開封する。
2:「自分の、単位修得証明書」と「高卒認定試験受験案内の表側の、試験科目の免除を受けるのに必要な高 等学校での修得単位数」を見比べて、どの科目が免除となるかを自分で調べる
高校で発行してくれる(単位修得証明書)は、単に在学中の科目毎の修得単 位数を記載しているだけですから、 高卒認定試験の、<試験科目の免除を受けるのに必要な高等学校での修得単 位数>は、高校在学年度によって必要な単位数が異なっているので、上記の表 と証明書を見比べて、自分自身で調べなければなりません。
そのため、
1:封をあけて、試験科目の免除を自分自身で調べるために使う証明書
2:願書といっしょに、厳封のまま提出する証明書
と、必ず2通以上請求すること。
1通しか発行してもらわなかった場合、どの科目が免除となるかを調べること ができません。
注)封をあけた証明書を高卒認定試験の受験願書と一緒に提出しても受けつけてもらえません。
3:免除してもらえる科目がわかったら、願書の所定の欄に記入する。
4:願書と「厳封したままの単位修得証明書1通」を提出する。
「高校3年の卒業目前に、事情があって退学した」等の場合、8科目 (9科目)すべてを免除してもらえるだけの単位数を、高校で修得済であることが あります。 ところが、「高卒認定試験合格者となるためには、最低1科目は高卒認定試 験を受験して合格しなければならない」という規定があるため、8科目(9科目) 中のどの科目でもいいので、1科目を受験して合格する必要があります。 そんな場合は、「英語」でも「地理A」でも、「8科目(9科目)の中で、とに かく自分が最も得意な1科目」を受験して合格すれば、高卒資格を得ることが できます(「政経」と「倫社」を受ける場合は2科目となります)。
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