高校卒業資格と認定の違い
「高卒認定試験を受けようかどうしようか?」中学卒業者、高校中退者が、 迷っている原因の一つが、卒業資格と認定の違いだと思います。 今後「高卒認定試験最終合格者に学歴としての高卒資格が与えられ る」可能性はあるのでしょうか?
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しってる?高卒認定試験
1951年に発足した大検(大学入学資格検定)は、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)の前身です。 発足当時は、親の経済的な理由などで高校に進学できなかった人が多かったためで、 大検合格者には、
(1)大学入学資格を与える。
(2)高校卒業者と同等であることを認定する。
という、主要な目的が2つありましたが、「大検」という名前から受けるイメージ のせいか、「大学入学資格を与える」目的だけが広く知れ渡り、 「高校卒業者と同等であることを認定する」の目的については、ほとんど知られていませんでした。
高卒認定試験は合計8科目(9科目)に合格する必要があります。
高卒認定試験に合格するためには
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1:「英語」
2:「数学」
3:「国語(古文・漢文を含む)」
4:「世界史」(「世界史A」「世界史B」のどちらか1つ)
以上、1〜4は、必修科目
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5:「理科総合」「物理I」「化学I」「生物I」「地学I」から2つ
6:「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」から1つ
7:{「現代社会」(1科目)}または{「政経」と「倫社」(2科目)}のどちら か1つの組み合わせ
以上、5〜7は、選択
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の合計8科目(9科目)に合格する必要があります。
「高認」から英語は必修科目になりました。
平成17年度に、「大検」から「高卒認定試験」に制度変更した際に、英語が必修科目となりました。「そんなこ とは当たり前でしょうが」と思った人もいることと思います。しかし、ほんの2年前までの大学入学資格検定(大検)時代には、当たり前では ありませんでした。
え?!高校中退した人は単位免除が受けられる。
高校での単位の認定は、通常、1年単位であるため、
たとえば、高校1年の2学期 に中退した場合等は、
科目免除される可能性はほとんどないと思います。
ただし、絶対ではないので、あなたの通っていた高校に念のため確認することをお勧めし ます。
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高卒認定試験の合格点は何点?
「文部科学省は、合格点を公表していません。」
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「高卒認定試験」で気になることの1つに「高卒認定試験は、何点取れば合格できるのか? 各科目の合格点は同じ点数 なのか、それとも科目によって合格点が違うのか?」 だと思います。 ネット上を検索すると、 「大検時代末期から、合格点は全科目40点・・・」 「各科目の平均点以上取れていれば合格できるから、年度や科目によって合格 点は違う」 等々、さまざまな情報が流れてます、どれを信用したらよいのか?
高卒認定試験になって「A科目」「B科目」の区別
高卒認定試験になって理科は「A科目」「B科目」の区別がなくなりました。 そして高卒認定試験の「物理I」「化学I」「生物I」「地学I」というのは大 検時代の「B科目」に相当します。 そのため「A科目」を選択できた大検時代と比べて高卒認定試験の「理科」は 「科目選択」がより重要となり「科目選択」を誤ると合格しにくい科目になり ました。
自分の人生!今後の選択肢
1: 中学卒業・高校中退のままで今後の人生をすごす。
2: 高卒認定試験最終合格をめざす。
3: 通信制・定時制・単位制高校に入学して卒業をめざす。
4: 高卒認定試験に最終合格し、その後短大・専門学校に進学して、高校卒業 よりもワンランク上の短大卒・専門卒の学歴をめざす。 仮に短大・専門学校を中退しても高卒と同等。 短大・専門を卒業後は4年制大学の3年次に編入学して大学卒業の学歴をめ ざすことも可能。
5: 高卒認定試験に最終合格し直接4年制大学に進学して卒業をめざす。
3番目の高校卒業資格をめざす方へ、さまざまな選択肢がありますが・・・
学歴不問・年齢不問・経験不問という求人もありますが・・・
わざわざ高認に合格などしなくても、世の中には「年齢 不問・経験不問・学歴不問」という求人も結構あるので、そういう会社に応募 すればいいのではないか?」 そう思っている人もいると思います。
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大学受験を目指す
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たとえば大卒なら<学歴不問・高卒以上・短大(高専・専門)卒以上・大卒以 上>のどの求人にも応募できるので結果として「募集求人の約9割に応募でき る」ということです。現在の日本社会で「求人情報誌」や「ハロー ワーク」を利用して仕事を探す場合には、このような現実から避けることはで きません。 「学歴はやっぱり必要」そんなあなたを応援したい。
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